こんにちは、Cocoです!
夫の仕事の都合、私の仕事の試験のため日本に一時帰国しました。
日本入国のためにいろいろ書類が必要だったり、各方面に違うことを言われたりと混乱を極めた一時帰国だったので、
誰かの参考になれば、とレポをまとめたいと思います。
ちなみにワンオペ渡欧も大変だったけど、今回のほうが大変でした。。。(小太郎がぐずぐずだったから)
日本の入国に必要な書類
日本は入国に必要な書類などがかなり厳しく定められています。
入国に必要な書類・アプリ
①現地出国前(ドイツ出国前)72時間以内のCOVID-19陰性証明書
②接触確認アプリ(COCOA)のインストール
③位置情報確認アプリ(OEL)のインストール
④ビデオ通話アプリ(MySOS)のインストール
⑤誓約書(飛行機内で紙をもらえます)
⑥質問票WEBに回答しQRコードを取得
iPhone以外の方はこのほかに位置情報の設定、保存のためのアプリが必要
有効な検体、有効な検査方法など細かく規定されています。
鼻腔ぬぐい液や抗原定性検査は認められていないので注意!
不備があって入国できない事例が多発しているようです。
できれば外務省の公式フォーマットで発行してもらうのが安全でしょう。
詳しくは外務省のHPをチェックしましょう。
速やかな入国のためアプリは飛行機に乗る前にインストール、質問票WEBにも回答しておくことをおすすめします。
さて、今回帰国に際して気になったのが子どもの書類が必要なのか否か。
特に陰性証明書。
定められた検体でPCR検査をしてくれ、かつ公式フォーマットに記入してくれる施設はかなり限られており、私たちが住んでいる街ではありませんでした。
しかたなくフランクフルト空港で受けたのですが、なんとひとり240€。日本円で31200円。
乳児が必要か否かで3万変わるのです…子供が複数人いる場合は6万、9万と変わってきますね。
結論から言うと、6歳未満の子供に関しては保護者が陰性であれば陰性証明書がなくても問題ないとのことでした。
しかし、日本政府は原則すべての入国者に陰性証明書の提示をお願いしているので外務省のHPをみても子どもが免除されるという記載は一切ありません。
日本的にも受けてから帰国してくれるのなら、そのほうがいいですもんね。
検索を重ね、シドニーの日本大使館のよくある質問のページに記載があるのを発見して、念のためANAに問い合わせ。
コールセンターでは「必要あり」との返答でしたが、フランクフルト空港のANAカウンターに確認してもらったところ保護者が陰性証明を所持していれば子どもは必要なしとのことでした。
※入国条件や検査方法など度々変更するため、ご自身でも必ず確認してください。
日本到着後の空港でのPCR検査は乳児であっても必要です。
・アプリは事前にインストールしておく
・陰性証明書は検査方法、検体、フォーマットなどかなり厳しいので注意
・6歳未満は陰性証明必要なし(必ずご自身でご確認ください)
飛行機内で配布される資料
誓約書を含む紙が何枚か配布されます。
この裏に症状がないことなどを記載します。
この紙は右上に小さく記載されていますが
健康カード
です。
なんの説明もされませんが、日本到着後から当たり前のように
と言われます。これが健康カードです。ペラペラの紙切れ1枚ですが非常に大切な書類です。
機内では誓約書、健康カードともに乳児は必要ないと言われましたが空港到着後は記載してほしいといわれたので機内で用意しておくとbetterです。
そして搭乗券は捨てずに保管してください。
・誓約書は機内で配布される(子供の分ももらう)
・しれっと、とても重要な健康カードが配布される
・搭乗券は捨てない
羽田空港到着後の流れ
Twitterで飛行機の到着から空港を出るまではやくて4-5時間、遅いと9時間というレポを読み戦々恐々としていましたが、
7月10日に到着した私たちは3時間で空港を出ることができました。
以下、漏れていたり間違っていることもあるかもしれませんが…ご了承ください。
7:45 機体が日本到着
機内で待機するように指示される。
7:52 国際線乗り継ぎの乗客は降りる
2-3人降りた。
7:56 日本入国の一般の人降りる
オリンピック関係者も一緒の便に乗っていたようで、先に一般客が降ろされました。
8:23 第一の関門
搭乗券、パスポート、陰性証明、健康カードを提示。
健康カードは乳児も必要とのことで記入。
陰性証明書を回収される。
トイレに行きたいが行ける雰囲気ではない。もちろん授乳も。
8:40 第二の関門
誓約書、健康カード、12条の質問(アプリのインストールについての誓約書など。機内か第一の関門で渡された)を提出。
12条の質問を回収される。
健康カードに検体ラベルを貼られる。検体採取の容器をもらう。
8:55 第三の関門
唾液検体採取。
赤ちゃんの唾液採取が難しすぎて…。
半分くらいしか採取できず、諦めて鼻咽頭ブース(唾液が難しい人用)に向かおうとしたときに
OK出た。黒い線の半分でもいけるみたい。
9:05 第四の関門
アプリ設定の冊子とそのチェックリストをもらう。
スタッフが各家族にひとりついてくれ、一緒にアプリを設定する。
次の関門の前に長蛇の列。
この部屋の近くにベビールームあり。
広くてきれいな授乳室(円座クッションまであった)、おむつ交換台あり。
たしかポットもあったはず。
9:30 第五の関門
アプリのチェックリストと誓約書を見せて、
メールアドレスが正しいかちゃんと届くかテスト送信してもらって確認。
アプリの使い方、位置情報の送信などについて説明を受ける。
9:42 第六の関門
質問表QRコード、パスポート、健康カード、誓約書を見せる。
待機場所はどこか(自宅か、一軒家かなど)、空港から待機場所までの交通手段などについて聞かれる。
誓約書は回収される。
そして140番ゲートから148番ゲートまで歩く。
これが遠い…。なぜか歩く歩道も止まっている。節電?
9:57 第七の関門
健康カードを見せて、PCR結果待機場所を振り分けられる。
(ホテル隔離があるかないかで148番ゲートか149番ゲートかに分かれたよう)
ちなみにホテル隔離がある人は腕に緑や赤のカードをつけられていました。
9:58 第八の関門
PCRの結果待ち。
1-2時間待つことを覚悟していたが拍子抜け。
10分で家族3人全員の結果が揃う。
10:10 全員陰性 赤い紙をもらう。
10:22 検疫
赤い紙と健康カードを見せる。
10:25 入国審査
普通通り。
その後預け荷物をピックアップ。
なんとすべてのスーツケースがベルトコンベアから降ろされキレイに並べられている状態。
そしてANAのスタッフがその荷物を盗難などないように見張っていてくれる。
さすが日本、さすがのサービス。
10:40 到着出口を出る
ちなみに羽田空港の端から端まで歩くくらい長距離歩きます。
そして次々に書類が追加されていくのでひとりひとつクリアファイルがあると便利です。
コロナ禍の日本帰国で大切なポイント
羽田空港での対応はかなり改善されており、到着した後もスムーズに入国することができました。
たくさんのスタッフが働いており、頭が下がる思いです。
今回はちょうどドイツからの帰国者はホテル隔離が免除になったタイミングだったのでラッキーでした。
ちなみに2週間は公共交通機関は使用できないのでお迎えに来てもらうかハイヤーなどを手配する必要があります。
日本の入国にあたり大切なポイントは
・事前準備を入念にする(特に陰性証明書!)
・日々変わる入国に関しての情報をアップデートしつづける
・搭乗券含め書類は捨てない、一人ずつクリアファイルがあると便利
日本に帰国される方の参考になれば幸いです。
はやくコロナが落ち着きますように…。