こんにちは、Leoです。
先日の記事に引き続き、今日はドイツ最大の総合ベビー用品チェーン店「BabyOne」でおすすめされたベビーカーブランドについて、忘れないうちにまとめておこうと思います。
- ドイツを始めとしたヨーロッパでの最新ベビーカー事情
- ヨーロッパでベビーカーを選ぶ際に考えた方が良いこと
- 各ベビーカーブランドのメリット・デメリット
ではさっそくみていきましょう!
まずは前提条件!
私達は2ヶ月の小太郎を乗せることができるようキャリーコット(バシネット)にモードチェンジ可能なAB型のベビーカー(ストローラー)を探していて、それをお伝えした上でおすすめを聞いていきました。
日本では持ち運びの便利さや改札を通れるかどうかなどが選択基準の上位に来るかと思いますが、
石畳の悪路が多いヨーロッパでは走行性の高さがかなり重要な要素になってきます。
また電車移動でもファミリースペースがしっかり確保されていたり、
見ず知らずの人が手伝ってくれたり、席をゆずってくれたり、
等々ごついベビーカーのデメリットは日本ほど大きくありません。
日本でベビーカーを購入し持ってくることも考えたのですが、
石畳でタイヤが壊れてしまうという噂を聞いたため、ドイツでの購入を決めました。
また幅広いラインナップを教えてもらいたかったため、
予算は最大1000€(2021年3月の為替レートで12-3万)ほどと伝えました(見栄をはってしまいました・・・)。
Bugaboo(バガブー) オランダ
アムステルダム生まれのブランドで、日本でも人気の高いベビーカーメーカーです。
日本では小回りの聞くBeeシリーズやAntシリーズが人気のようですが、
上に書いた前提に当てはまるのはCameleonやLynx、Foxシリーズとなります。
Cameleonシリーズは2000年代初頭に発売されたBugabooのアイコン的存在です。
高級ベビーカー市場を牽引してきたシリーズですが、2019年秋にBugaboo社よりLynxシリーズへの置き換え方針が発表されています。
FoxシリーズはCameleonシリーズと外見上は似ていますが、
折りたたんだ際に自立する点や、サスペンション機能・走行性を向上させた点でワンランク上のモデルとなっています。
2018年に発表された後、2020年にアップグレードされてFox2が現行ラインとなっており、公式HPでは€1099から展開されています(2021年3月現在)。
Lynxシリーズは、Bugabooブランドとしては最もお手頃なフルサイズストローラー(公式HPでは€849〜)として新しく登場したシリーズです。
Fox2と外見や大きさ、重さはほとんど変わらず、いいところ(折りたたんだときに自立する、シートがリバーシブル、トラベルシステムと相性がいい)はそのまま残し、なんと€250も安くなっています。
しかし、バシネットが付属していないため、追加で購入するとあまりFox2と変わらない値段になるのではないかと思われます。
車輪がFox2よりも若干小さく、全体的な大きさ・重さもFox2より若干小さく軽いですが、折りたたんだ際の大きさはFox2のほうが小さくなります。
私達の街にあるBabyOneではFox2が展示されており、候補の一つでもあったので触ってみました。
全体的な印象としては非常に魅力的なストローラーでしたが、デメリットはやはり値段の高さでしょうか(色々含めると20万近くいってしまうのでは?)。
Cybex(サイベックス) ドイツ
滝クリ&進次郎夫婦が選んだベビーカーとして有名になりました、Cybex。
売り場でもたくさん展示されプッシュされていました。現代的なデザインと機能性で人気のようです。
日本ではBugabooのBeeシリーズのライバルであるMiosだと思いますが、
上述の私達の希望を満たすものとしてまずオススメされたのはプラチナムラインのPriamシリーズ。
ライバルであるFox2とPriam 2020を比較してみましょう。
どちらもラグジュアリーなフルサイズカテゴリーの中では最軽量級で操作性もよいためよく迷われる方がいるようです。
折りたたんだ際に自立する点やキャリーバックを引くように走行できる点(砂地などで活躍するようです)も共通しています。
フレームの大きさはBugaboo Fox2よりCybex Priamの方がコンパクトで幅も狭いです。
一方シート込みの全体的な重さはFox2の方が軽くなっています。
Priamは片手でハンドルの出し入れができる点もFox2より使い勝手が多少いい気がしました。
一方、折りたたみはFox2の方がより簡便かつ小さくなる印象です。
デザインはどちらもかっこいいですが、個人的にはCybexの方が断然好みです。
フレームの色もローズゴールドやマットブラック、クロムなどから選べます。
またFox2、Priamいずれもおしゃれでかっこいいですが
Fox2を上回る値札(1200-1300€)に目が行き説明があまり耳に入ってきませんでした。
Cybexから派遣されているお姉さんがすごく丁寧に説明してくれたのですが・・・。
Nuna(ヌナ) オランダ
こちらもオランダ・アムステルダム発のブランドで、2007年にストローラーに参入した新しいメーカーです。
シンプルな色使いやデザインが多く、私達の好みでした。
コンパクトなモデルのTrivや、二人乗せることができるDemi growなど色々モデルがありましたが、
私達のニーズにマッチしていたのはMIXX next。
様々な賞も受賞しているようです。
オールシーズンに対応したシートやシートについているバックルが磁石になっている点などガジェット好きな私は大興奮!
押し心地もなめらかでした。
ナチュラルなデザインがCocoは気に入っていたようでしたが、そのナチュラルな色ゆえに汚れは目立つかもしれません。
日本ではカトージという会社が正規代理店となって販売しています。
最近VERYやひよこクラブなどの雑誌にも特集されており、注目のブランドです。
まだ、日本では見かけることが少ないので、人とかぶりたくないという人にはおすすめです。
日本で使うなら改札も通れるサイズのTrivがよいでしょう。
ABC design(エービーシーデザイン) ドイツ
ドイツ初のベビーカーブランドです。
車体が大きく、質実剛健といった印象でした。
オススメされたのはsalsa 4。
大型のタイヤとサスペンション、コット装着やシートの対面装着可能なハイポジションシートなど必要としていた機能は揃っておりお値段もお手頃だったのですが、
やや無骨なデザインとその大きすぎるほどのサイズ感をあまり好きになれず、指名順としては上位には来ませんでした。
私の知人はサルサ4を使用していますが、乗り心地がよいこととワンハンドで折りたためることなどが推しポイントと言っていました。
Easywalker(イージーウォーカー) オランダ
こちらもオランダ・アムステルダム発のブランド、2019年に30周年を迎えた老舗のメーカーです。
日本には車のMINIとコラボした街中向けのコンパクトモデル、Buggy XSというモデルのみ展開中のようです。
おすすめされたモデルは同社のアイコン的存在のHarvey2。何気なく押してみた印象は・・・
異次元の押し心地でした。
片手でもスイスイ。どのベビーカーより操作性がいい。
さすが「easywalker」と名乗るだけのことはある。
そして上に上げた基本的な性能を満たしていることに加え、
シュッとしたデザインや同クラスの他社モデルと比較し軽いことも魅力的でした。
2016年に全モデルのHarveyが発表され、
2018年にはオランダ消費者協会の選ぶベストベビーカー賞を受賞しています。
少しいい生地を使ったHarvey2 premiumが個人的にツボでした。
日本にいたときはMINIに乗っていたので、同社とも提携しているeasywalkerに共感してしまったのかもしれません(注:Harveyは直接は関係ないです)。
デメリットとしては「名前がとてつもなくダサい」ことと「日本でアクセサリーなどが手に入らなさそう」という点でしょうか。
まとめ
というわけで、最終的にはNunaのMIXX nextとeasywalkerのHarvey2の二択で迷いに迷いましたが
小太郎の愛車が決定!
easywalker Harvey2
1番の理由は…
その他にもStokkeやUPPABabyといったブランドのものが評判が良さそうでチェックしていたのですが、その店舗にはありませんでした。
色々日本と違った視点もあり、説明を聞いていて面白かったです。
実際に購入したベビーカーの使用感などについてはまた別記事で紹介させていただきます!