旅行

インターラーケン旅行記:乳児を連れてユングフラウヨッホへ

こんにちは、Cocoです!

10月中旬にインターラーケンへ行ってきました。

肌寒いものの、紅葉のベストシーズンで自然を満喫できました。

インターラーケンは、ヨーロッパで一番標高が高い鉄道駅「ユングフラウヨッホ」があることで有名です。

10ヶ月の子どもを連れて行くのは少し不安もありましたが(寒さ、標高の面で)、無事に何事もなく帰ってこくることができました。

そんなインターラーケン旅行記を書いてみようと思います。

※シーズンごとに電車やゴンドラの時間は異なると思いますので参考程度にしてください。

きっぷを買う

アプリをダウンロードすればアプリからもチケットを購入することができますが、私達は窓口で受付をしました。

窓口でチケットを購入すると、ユングフラウ鉄道の乗車記念パスポートがもらえます。

ユングフラウについての豆知識が書いてあったり、上で使えるクーポンがあったりと盛りだくさんな冊子です。

そしてなんと嬉しいことに日本語版があります。

この冊子がほしい方は窓口で購入するといいでしょう。

また、インターラーケンに宿泊した際にホテルからVisitor’s Cardをもらったのですが、これを見せると少し安くなりました。

割引後の価格は1人往復207.8CHFでした。(日本円でおよそ25700円!)

電車の時刻表ももらえました。

2020年に新しくゴンドラが開業し、グリンデルバルドターミナル駅からアイガーグレッチャーまで15分で行くことができるようになりました。

なのでユングフラウヨッホまで行く経路は2つ。

①インターラーケン・オストからグリンデルバルドターミナルまで電車、そこからゴンドラでアイガーグレッチャーへ、アイガーグレッチャーからまた電車でユングフラウヨッホ

所要時間1時間36分、乗り換え2回

②インターラーケン・オストからラウターブルンネン、ラウターブルンネンからクライネ・シャイデック、クライネ・シャイデックからアイガーグレッチャー、アイガーグレッチャーからユングフラウヨッホと4つの電車を乗り換える方法

所要時間2時間6分、乗り換え3回

私達は行きは①、帰りは②の経路を選びました。

往路

インターラーケン・オスト駅から出発

8:35の電車に乗れなかったたため、次の電車は9:35。

と思ったら9:00すぎにも電車が来たので乗ってみました。

グリンデルバルドで次の電車に乗るために長く待たなければいけないのかな、と思いましたが、結局待ちは発生せず。あの時刻表はなんだったのでしょう。

9:05 インターラーケンオスト発。

インターラーケン・オスト駅にはおむつ交換台があるトイレがあります。

ドイツではトイレは基本有料ですが、インターラーケンではほとんどが無料でした。

ちなみにスイスの駅は階段の他にスロープがある駅が多く、オスト駅にもありました。

ベビーカーだとバリアフリーがありがたいですね。

グリンデルバルドに到着

9:40ごろグリンデルバルドに到着。

お店屋さんもあり広い駅です。

ここにも綺麗なトイレあり。

おむつ交換台はどうだったか忘れました。

そこから大きなゴンドラでアイガーグレッチャーへ。

適宜運行しており待たずに乗れました。

混んでいなかったのでベビーカーも畳まずに乗れました。

ゴンドラからの景色

アイガーグレッチャー駅

10:05ごろアイガーグレッチャー着

ここにも綺麗なトイレあり。おむつ交換台もありました。

この駅にはテラスがあり、外にでることができます。

これがアイガー北壁。

グレッチャー(氷河)の迫力もすごいです。

10:15発の電車に乗ります。

ゴンドラ到着の階からエスカレーターで下に降りるのですが、エレベーターがありスタッフが案内してくれました。

スイスは基本的にみんな親切にしてくれます。

アイガーグレッチャーからユングフラウヨッホへの電車は30分ごとに出ていました。

この登山列車は途中Eismeerという場所で5分間停車します。

降りてガラス越しにパノラマビューを見に行ってもよし、電車内にとどまるもよし。

こんな景色が見られるビュースポットがあります。トイレもあります。

その後、また出発し切符の点検。車掌さんに「小さい子は耳が不快になるからたくさん飲んでね」と言われます。

小太郎にも私達が耳抜きをするタイミングで水を飲ませていました。

ユングフラウヨッホ到着

10:41 ユングフラウヨッホ着

まずは一番有名なスフィンクス展望台へ。

エレベーターで108mを一気に上昇します。

スフィンクス展望台に行く階段の下にベビーカーを置いて抱っこ紐で行きました。

一面銀世界が目の前に広がります。

メンヒもすぐそこに。

風が強く寒かったのですぐに撤退。

その後展示がある廊下を通ってアイスパレスへ。

アイスパレスは最初に数段の階段がありベビーカーを持ち上げなければいけませんでしたが、その後はベビーカーで行けました。

氷でできたトンネルを通って歩いていくと、いろんな氷の彫刻があります。

Europa parkのキャラクターであるEdとEddaたちが氷漬けにされていました。

出口にはエレベーターがあります。

次はプラトー。

外に出て雪の地面を踏みしめます。

ここも風が強くとても寒かったです。

すぐに退散。

そしてTourはおしまい。

世界一標高の高いLindtもあります。

帰路

ユングフラウヨッホを出発

12:17のユングフラウヨッホ発の電車で下山。

12:41アイガーグレッチャー着。

カフェで昼食を食べました。ホットドッグ。スキーでもそうですが、山で食べるとなんでもおいしいですね。

アイガーグレッチャーからハイキング

アイガーグレッチャーからクライネ・シャイデックまで電車も出ていますが、我々はハイキングをすることにしました。

Leoが9kgの小太郎を抱っこひもで担いで、私は5kgのベビーカーを担ぐ。 

13:15アイガーグレッチャー出発。

こんな砂の道を行きます。

遠くに見えるのがクライネ・シャイデック。

赤い登山電車と人工湖も見えます。

13:50人工湖到着。

逆さアイガーを堪能。

30分休憩して14:15に出発。

14:30クライネシャイデック着。

30分の休憩込みで1時間15分で着きました。

クライネ・シャイデックからまた電車で下山

クライネ・シャイデックで少し休憩して、15:14発の電車に乗りました。

電車は30分以上前からとまっていたため座りたかったら早めに乗ったほうがよさそうです。

帰りはラウターブルンネンで乗り換えて、16:25インターラーケンオストに到着しました。

まとめ

ゴンドラは時間重視、電車は景観重視

ゴンドラとは違って、登山電車はハイキングコースの横を電車で移動するので景観はゴンドラよりもよかったです。

短時間で移動するのを重視するならゴンドラ、時間は余裕あり景観を楽しみたい場合は電車で移動がよいのかなと思いました。

私達のように行きと帰りで別々の経路にしても楽しいかと思います。

インターラーケン自体はかなりバリアフリーで、車椅子の方もユングフラウヨッホへ登っていたのでベビーカーでも特に困ることはありませんでした。

子どもベビーカーを担いでのハイキングはかなり疲れましたが…。(下りでギリギリ、上りは難しい)

子供の高山病に注意

小太郎は高山病にはならず、終始ご機嫌でいてくれましたが、子連れの場合は子供の高山病に気をつけて、水分をたくさん飲ませるようにしましょう。

機嫌が悪い、ぐったりしている、よくわからないけど泣いているなどの徴候がある場合はすぐに下山すると決めてユングフラウヨッホに挑戦するのがいいと思います。

ユングフラウ鉄道のHPのF&Qには以下のように記載されています。

Infants in the first 2 years of life should not sleep at higher than 2500 metres. Short-term stays at the Jungfraujoch are unproblematic. Infants and young children are often unable to equalise pressure during descent and are therefore increasingly at risk of ear irritation. Regular swallowing (drinking, sucking on a bottle) during the descent can prevent the occurrence of irritation. Because children can chill faster than adults, always pay attention to sufficient protection from the cold at high altitude. Sunglasses and good sunscreen are necessary on the glacier!

ユングフラウ鉄道公式HP https://www.jungfrau.ch/en-gb/faq/#7048

要約すると下記のようになります。

・2歳未満の子どもは2500m以上の高さには泊まらないでください

・短い時間なら問題はありません

・耳の不快感を取るためにこまめに飲み物を飲ませてください

・大人よりも体温が下がりやすいので注意してください

・氷河の上に行くときはサングラスと日焼け止めが必要です

心配であればかかりつけの小児科で相談すると良いでしょう。