こんにちは、Cocoです!
今日はイースターです!スーパーや街に卵やうさぎグッズが溢れています。
飾りがとってもかわいくてほしくなるけど、今は荷物増やさないようにしてるから我慢我慢…
お食い初めって?
さて、先日生後100日を迎えた小太郎。
日本では生後100日のお祝いとしてお食い初め(おくいぞめ)をする文化があります。
地域によっては箸初め(はしぞめ)や箸揃え、歯がため、と呼ぶところもあるようです。
お食い初めとは、生まれてきた赤ちゃんが「一生食べ物に困りませんように」という願いを込めて食べる真似をさせる儀式のことでなんと平安時代から続く風習だそうです。
お食い初めのベーシックな献立は「鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物」の5つで、これに歯がための石を用意します。
赤飯、鯛はおめでたいことに、お吸い物は吸う力が強くなるように、歯固めの石は丈夫な歯が生えますように、との意味が込められています。
生後100日をドイツで迎える小太郎のお食い初めをどうするか悩みましたが、せっかくなのでやってみることにしました。
それぞれの料理
日本とドイツでは手に入る食材も違うので、いろいろ創意工夫してオリジナルお食い初めにしました。
2-1.赤飯→炊き込みご飯
まず小豆が手に入らない。(ちゃんと探してないけど)
というか、私が赤飯好きじゃなくて食べられないから却下。
炊き込みご飯にしてみました。
なんとなく赤色っぽくしたかったので、ニンジンと鮭の炊き込みご飯♪
鮭は切り身ひとつ350円くらいのが売っています。
2-2.お吸い物
これは日本から持ってきていた即席お吸い物のもとを使用。
加賀麩不室屋で販売されいるこちらの商品は、ふやきに具が入っておりお湯を注ぐと簡単にお吸い物ができちゃうという優れもの。
日本でも、忙しい日はこれを使って夕食の一品にしていました。
日本の味が恋しくなるだろうと思って持ってきたのですが、まさかここで活躍するとは…
中から出てくるお麩も花の形でかわいい。
お食い初めの話とはずれますが、ハートの形のコンソメスープもあったり、いろんな味があったりでちょっとした贈り物や内祝いにもよく使っています。
2-3.煮物→グラーシュ
本来はレンコンやニンジンを飾り切りして煮るのでしょうが、野菜の煮物あんまり好きじゃないんです。(好き嫌い多め)
しかもドイツでレンコンないし、ニンジンもほっそいのしかないし飾り切り無理だし。(言い訳)
煮物、まあ煮ればいいんかな?ということでドイツの郷土料理グラーシュで代用。
肉を煮込んだものですね。
ニンジン、パプリカ、玉ねぎ、ジャガイモをみじん切りにして肉と2時間煮込んで完成。
クミンとか人生で初めて使ったよ…
豚肉柔らかくなりすぎて、消えたんだけど。笑
2-4.香の物
漬物のことですね。
セロリの浅漬けを作りました。
これは日本にいるときから作っていたんですが、セロリが嫌いな妹もタッパー一つ分のセロリを1食で食べ干してしまうくらいおいしいんです。
セロリを切って酢、砂糖、塩、昆布だし、鷹の爪を合わせて置いておくだけなのでとても簡単です。
2-5.鯛→ヨーロッパヘダイ
ドイツは海なし国。
魚より肉。
尾頭付きの魚なんて売っているのかよ…と思っていましたが案外ありました。
EDEKAの対面式コーナーでも見かけましたし、今回はALDIで買ってきました。
Dorade ヨーロッパヘダイ
一応、鯛なのかな?
5.7€もしたよ…740円…高い…
しかし見栄えの点からも切り身じゃなくて尾頭付きじゃないと…!(意地)
案外焼いたらそれっぽくなった。
味も普通に魚でした。
日本では鯛をかたどったパイやたい焼きで代用している人もいますね!
私もたい焼きがよかったなぁ。
2-6.歯固めの石
これ、とても困ったやつ。
歯固めの石?なんじゃそりゃ。
調べてみるとお宮参りのときにもらえることがある、あとは普通に買うとか、河原で拾ってきたものを消毒してもよい。とか。
え?川で拾ってくるの?( ゚Д゚)
地域によっては、タコ、アワビ、梅干し、金平糖、栗の実で代用する、と。
手に入らないものがほとんどじゃん、、、
タコって海外では悪魔の魚”Debil fish”と呼ばれているらしいですよ、おいしいのに。
探し回った挙句、栗がありました。甘栗むいちゃいました的なやつ。
20個くらい入って500円くらいした…たっか…
今思うとそこまでして歯固め用意する意味あったのか…食べるわけでもないのに…
まとめ
準備からとっても大変だったけど、なんとか形になりました。
ドイツと日本のコラボレーション献立、カオス。
小太郎もキョトン顔。
もうこれは大人の自己満足の世界。
でも楽しかったからまる!
記念になったからまる!
小太郎が一生食べ物に困りませんように!まる!